【登壇レポート】つくば保健所の家族教室で「親亡き後の住まい」について講演と対話を行いました

  • お知らせ

2024年11月13日(水)、茨城県つくば保健所が主催する「精神保健福祉の家族教室」に登壇いたしました。こころの病気を抱える方のご家族を対象に、交流と学びの場として定期的に開催されている集まりです。

KINOPPI株式会社として、会長の紀が「親亡き後の住まいについて ~キノッピの家の取組みから~」というテーマでお話しさせていただきました。

私たちキノッピの家では、ご家族の方から「本人が家を出たがらない」という相談をよく受けます。ご家族がグループホームに入居して欲しいというニーズがあっても当の本人が現在の福祉サービスを使いたがらないのは、「住んでみたい場所がないから」だと考えています。

そして、本人が望む暮らし方が選べるための3つの取り組みについてご紹介しました。

①地域の空き家を積極的に利活用することで住みなれた街でライフスタイルにあった住居を選んで暮らせるようにする
②地域支援の力を少しづつたくさん集めることで質の高い個別サポートを維持できるようにする
③障害者向けCoワーキングスペースにより、楽しく働きがいのある暮らしができるようにする

講演終了後、ご家族のみなさまとキノッピの家スタッフによる座談会がありました。
参加者からは、「早くうちの近所にも開所して欲しい。いつ開所するのか?」
「KINOPPI CAFEにだけ通うことはできるのか?」と多くのありがたい声をいただきました。

現在は茨城県南で「やさしい街づくり」をすることに集中しておりますが、一人でも多くの当事者とご家族が安心して暮らせるよう、今後も努力していくことをスタッフ一同、気持ちを新たにしました。

また、リクエストとともに聞こえて来たのは「本人が病院に行きたがらない」という声です。

自分は病気ではない、精神病院に通うことを嫌がる、家から出たがらない・・・
私たちができる支援は、あくまでもご家庭から一歩踏み出していただいた後のこと。最初の一歩目を踏み出していただくためにできることもしていきたいと感じました。

つくば保健所のみなさま、講演と座談会にご参加いただきたみなさま、どうもありがとうございました。

KINOPPI株式会社では、地域とご本人・ご家族とともに対話を重ねながらやさしい街と福祉サービスをつくってまいりたいです。

講演・座談会をご希望の方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

<講演に関するお問い合わせ先>
KINOPPI株式会社広報担当:高橋 kinoppi.pr@gmail.com

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