2025年3月4日、KINOPPI株式会社は、筑波銀行が取り扱う「SDGs私募債(寄贈型)」を活用し、取手市役所の障害支援課へ寄附を行いました。
この寄附の贈呈式が取手市長を迎えて執り行われました。

SDGs私募債とは?
筑波銀行のSDGs私募債は、企業が一定の財務基準を満たした上で発行できる社債であり、その発行手数料の一部を地域貢献活動に充てる仕組みです。今回、KINOPPI株式会社がこの私募債を発行し、その受託金融機関である筑波銀行が寄附の手続きを担いました。
詳細は筑波銀行のプレスリリースをご参照ください。
https://www.tsukubabank.co.jp/cms/article/fb0b4d3ecc91446a058808eaff384b9934b040ca/
取手市への寄附の背景
私たちは、創業の地である取手市で、地域共生型の新しい福祉モデル「やさしい街づくり」の実現に向けて、これからも行政と連携しながら支援を続けていきたいと考えており、寄附の用途を市役所の障害支援課へと指定しました。この支援が、障害を持つ方々の生活の充実につながることを願っています。
贈呈式の様子
贈呈式では、筑波銀行の百目鬼支店長より、寄附に関する経緯やSDGs私募債の意義について説明がありました。続いて取手市長からは、「民間企業と手を携えて一つの目標に向かうことの大切さや、民間の柔軟な考え方を行政が受け止め、思いやりの気持ちに反映していきたい」との言葉がありました。さらに、市長は「支援するという意識ではなく、『お互い様、おかげさま』の気持ちで支え合える社会を目指したい」と語りました。
また、市長はかつて保健支部の委員長を務めていた経験もあり、支援のあり方や、現場で楽しみながら支援活動を行っている事例についても話が弾みました。障害福祉の分野において、単なる「支援」ではなく、誰もが共に生きる社会を築いていくことの重要性が改めて共有されました。

未来への想い
今回の寄附を通じて、障害のある方々とそのご家族が少しでも安心できる環境づくりの一助になればと考えています。筑波銀行のSDGs私募債の仕組みを活用し、地域社会とともに歩んでいくことの大切さを改めて実感しました。
取手市が目指す「ともに暮らせる街」を実現するために、私たちも引き続き尽力してまいります。この支援が、利用者の皆様、当事者の方々、そしてご家族の皆様にとって、安心と希望につながることを願っています。
